エクシブ京都八瀬離宮と紅葉 No3

今年のライトアップ見物は東寺。京都駅に近くて本来は行き易いはずですが、八条側で周辺に他の神社仏閣が無いことからこれまで足が向かず、今回初めて訪れました。
ただしオーバーツーリズムの京都、18時から始まるライトアップや、その後の街中・バスも大混雑が予想され八瀬離宮まで順調に帰れるかも心配でした。そこで考えた２策は・・・。

1つ目は新幹線予約の際に見つけた「EX旅先予約」。
以前永観堂のライトアップでは門前で寒いなか1時間以上並んで待った苦い経験もあり、今回『東寺「秋の夜間特別拝観先行入場」拝観時間17：10～18：00』なるプランを申込みました。

17時に京都駅から徒歩で東寺へ向かい15分ほどで着いた頃には、既に18時開門を待つ長い人の列ができていましたが、その脇を抜け「EX旅先」専用の受付を通りそのまま境内へ入ることができました。そして入場者がまだ少ない中で撮った写真が1枚目。

その後、水面に映る五重塔の写真に何枚も挑戦しましたが、この夜は風があって水面が静止してくれず思うような写真は撮れず残念でした。

もう少し月が高い位置にあってくれれば・・・。

水面に映る紅葉。強い灯りでライトアップされる紅葉や境内、測光点や絞りが難しい。もっともっと綺麗な写真が撮れるよう頑張りたいと思います。

その後18時半には京都駅に戻り、劇混みの京都駅Portaで夕食を済ませ八瀬離宮へ帰るわけですが、そのルートをどうするかを悩みました。
通常考えるなら、京都駅からそのまま地下鉄で国際会館まで行きタクシーで決まり。ですが、はたして21時前後に国際会館前駅にタクシーが居るのか？？？　ただでさえタクシーが少なくライトアップで需要が多い連休の夜に？？？

事前に考えた2つ目の策とは、タクシーを使わずに八瀬離宮へ帰る「急がば回れ」ルートです！
京都駅→JR東福寺→京阪電車で出町柳→叡電で八瀬比叡山口　のルートなら、1時間で問題なく帰れます。

ところが、当日は判断ミスを・・・、
順調に夕食も終え店を出た際に、「国際会館前駅に20時半ならタクシーはいるだろう」と悪魔の囁きが聞こえ、王道の地下鉄で向かってしまいました。お酒も入り、乗り換えも面倒になったのがたぶん本音だったかと（笑）
そして国際会館前駅に着き、やはりタクシーはいませんでした！！
普段手配するタクシー会社を教えてもらおうと八瀬離宮に電話するも、営業時間外のテープが流れ、こりゃまいったな・・・。タクシー乗り場で待つこと20分程でようやく1台来て無事帰ることができました。

ドライバーに話を聞くと、この時間なら1~2台はいるものの、電車が到着するごとに最初の乗客で走り出してしまい、それが戻ってくるに20～40分程かかっているのが現状とのことで、タクシー待ち1組目の私たちはどうにか乗車できましたが、次に待っている人は大丈夫かな。

幾度と訪れている八瀬離宮ですが、コロナ前とでは環境も変わりハイシーズンに訪れるにはXIV送迎バスか叡電利用が安心できますね。

ここで今回混雑を避けた初日の行程は、まず京都駅のキャリーサービスで荷物を八瀬離宮に送り、そのままＪＲ湖西線で山科・毘沙門堂へ。一駅ですが座って行けました。

紅葉は少し遅れていたようでした。

山科からは東西線で蹴上駅で下車。徒歩10分ほどで南禅寺に到着。紅葉は見頃でした。

南禅寺境内の水路閣

南禅寺三門近くの「大力邸」で昼食をいただこうと11時30分開店直後に訪れましたが既に56組待ち。予想していたものの凄い人気です。待ち時間に南禅寺を拝観し、1時間強過ぎて伺ってもまだ25組以上待っていたため次回の楽しみにして店を後にしました。

3日目は「秋の特別公開」が行われている京都御所へ。京都御苑で葵祭を観覧したことはありますが、その中にある御所までは入ったことが無いので、いい機会かと思い訪れました。
＜京都御園で葵祭を見た記事はこちら＞

セキュリティチェックを受けて御所に入りました。内側から撮った宜秋門

承明門

承明門から見える紫宸殿

南庭

直線美の玉砂利は見事でした。

紫宸殿と左近の桜

微かに見える「特別公開の高御座・御帳台」。

清涼殿

昼御座

ガラス越しに見える襖絵

御常御殿、建具を外し室内も特別公開されていました。素晴らしい襖絵

回遊式の御池庭

御内庭。綺麗に手入れされている二つのお庭も見応えがありました。

御所を出て、御苑内を下りながら日常の世界へ戻りました　^^；

次回は八瀬離宮のライトアップです（続）